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昨日このブログを訪問頂いた方のお好み焼きネタにコメントを書きながら思い出しました。
私がアメリカで住んでいた所はロスアンジェルスの南、ディズニーランドの近くでしたが、休日の昼食が、ハンバーガーやタコス、カップヌードルばかりだとイヤになるので、時々ロスアンジェルスのリトル東京に行って日本食を食べてました。そんなレストランのなかにお好み焼きを出してくれる店がありました。っと言ってもお好み焼きというだけで中の具材が選べる訳ではありません・・まあいいわと思いオーダーしました。暫くして届いた物は、楕円形のお皿に載ったお好み焼きで、空いたスペースに綺麗にサラダが盛りつけされていて・・一緒にナイフとフォークが添えられていました・・・
・・・???「すいません、箸下さい!!」・・・

これもグアム島での話しです。これを読んで「そりゃ~嘘や!、作り話や!」と突っ込みを入れないように!!紛れも無い実話です。
何階に宿泊したのかは覚えておりませんが、客室のある階からロビーのある1階に降りようとエレベーターに乗ったときです。私以外にも数人日本人ばかりが乗り合わせておりましたが、知り合いはおりませんでした。私の後から乗り込んだ男性がエレベーターの操作盤に触って、正に扉を閉めようとしたその時、
アメリカ人であろう白人の男性が多分エレベーターに乗りたかったのでしょう「W A I T !!」と大きな声で手を上げながら言いました。すると操作盤の男性「上行く??No No 下、下!!」と親指を下へ向けて指差し、扉を閉めてしまいました・・・
あまりの出来事に、全く声も出ず、笑いも出ないままほんの一瞬が過ぎた後、周りの人を見ると全員笑いを堪えて目配せしておりました。
誰が、アメリカ人が日本語で「上行く?」って聞くんや!!ええ耳しとるわ~!!ほんま!!

これは、1981のアメリカ本土での話しではなく、数年後に旅行でグアム島へ行ったときの話しです。
私が宿泊していたホテルは、朝食にバイキング形式を取っていましたが、飲み物だけはウエイトレスが聞きに来るシステムになっていました。
私は朝食を食べ終わり、そろそろ部屋に戻ろうかと思っていたところ、新婚旅行とおぼしき日本人のカップルが私のテーブルの隣に座りました。ウエイトレスに英語で飲み物を聞かれた彼は彼女に「何にする?」と優しく聞きました。彼女は「オレンジジュース」と答えたので、彼はウエイトレスに「ワン オレンジジュース アンド・・・何にしようかな~・・」と一瞬考えた時、私は頼むから「アメリカン」とは頼まないでくれ!そうすると吹き出すのを抑えられない!!と思いながら彼の注文を待ちました。すると彼は「HOT!] と答えました。
ウエイトレスは、にっこり笑って引き上げて行きました。「え~、HOTと頼んで何がくるんや~!」
当然私は部屋には戻れません。何が来るのか確かめなければ!そもそもアメリカにはアイスコーヒーが無いのでコーヒーは全て熱いんですよね!するとどうでしょう・・ちゃんとホットコーヒーを持ってウエイトレスがやって来たではありませんか!そ~か~きっと「HOT!」と頼む日本人が沢山いるから解っているんだな~と変に関心いたしました。

私は、学校を出てすぐに仕事のためアメリカに渡りました。期間は1981年の春から冬までです。
仕事柄、運転免許が必要ですので渡米して間もなく現地で免許を取りに行きました。
当時やっと日本語でも学科試験が受けられるようになったようで、私は迷わず日本語の学科試験を申し込みました。内容自体は簡単なんですが、多分英語の問題を日系人がたどたどしい日本語に翻訳してくれているため。訳の判らない問題が数問あり、手こずりました。
その後は標識を見せられ何の標識かを説明させられますが、ここでは日本語は通用せず全て英語です。
標識は解っても説明がうまく出来ず、身振り手振りで何とかクリアー!!
いよいよ実技試験に進みます。これがお笑いなんですが、そもそも試験日に自分の車を持って受験会場へ行かなければいけません。と言うことは少なくとも行きは無免許なんですよね。
実技試験は教官を助手席に乗せて言われるままに一般道を運転するんですが、私が乗せたのは結構おとしのおばさん教官でした。言われる通りに運転していると、突然親子が飛び出して来ました。私はさして慌てることなくブレーキを踏んで減速したんですが、助手席の彼女は身体を硬直させ、顔を引きつらせながら悲鳴をあげておりました。そして私に「クレイジー ピープル!!」と言いました。
それから一方通行の細い道に入った途端、来るはずのない対向車が結構なスピードで迫って来ました。この時もさして慌てず車を道路端に寄せて行き違ったのですが、当然彼女は大声で叫びながら、その対向車に罵声を浴びせ、私に向かって「クレイジー ドライバー!!」と言いました。
試験場に帰り着いてから彼女が「日本で免許を持っていたのか?」と聞くので「Yes!」と答えるとやっとにっこりしてくれました。免許書の交付はその日に受けました。

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