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 当社で行っております、NOX,PM規制をクリアさせるDPF装置取り付けとは別に、本来NOX,PM規制地域外の方が、東京近郊と大阪府に乗り入れする事を規制する条例が混在している事がややこしいです。

 NOX,PM規制をクリアさせることは当然、全国何処へでも乗って行ける事を意味しますが、例えば岡山にお住まいの方が11ナンバーのランクルに乗って、USJに遊びに行く等は大阪府の条例違反になります。規制をクリアしていない車を乗り入れた場合は最高50万円の罰金。規制をクリアした車でも大阪府に乗り入れを申請許可してもらって、そのことを示すステッカーを貼り付けてない場合は最高30万円の罰金です。

 東京も大阪も3・5・7ナンバーの乗用車登録の車は除外されます。ですから本来貨物ナンバーのランクル等を乗用車ナンバーに改造するキットも販売されております。このパーツはあくまで乗り入れ規制をクリアするためのものですので、このパーツを付けたからと言って排ガスが浄化されるものではありません。しかし、規制地域外の方がどうしても大阪・東京に乗り入れするには有効でもあります。

 ところが、せっかくこのパーツを付けて乗用車登録してあっても。DPFを付けてガス検を受け、NOX,PM規制をクリアさせようとすると、このパーツが邪魔になり、規制をクリア出来ない事になります。これはパーツが悪いのではなく、ナンバープレートが乗用車になっていると、排ガスの規制値が異なり、余計に厳しいレベルを課せられるからです。勿論より厳しい排ガスをクリア出来ればそれにこしたことはありませんが、現実的には厳しすぎるために、このような車の場合、せっかく取り付けた乗用車登録するためのパーツを取り外して、元のナンバーに構造変更して以降に排ガス試験を受ける必要があり不経済です。

 そもそも貨物ナンバーだろうが、乗用ナンバーだろうが、排出されるガスは同じです。ナンバープレートの種類だけで乗り入れ規制に掛かる?通る?と言う事がおかしいですよね。何よりも排ガスを少なく出来る装置を取り付ける事が一番正当です。それとお客様の日頃のメンテナンスが重要です。