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 ビリー・プレストンと言うキーボード・プレーヤーを御存知でしょうか?2006年の6月6日に亡くなってしまいましたが、ある意味凄く有名なプレーヤーでした。
 彼自身もヒット曲がありますが、残念ながら皆さんが知っている程に有名ではありません。ただ彼がセッションマンとして参加したレコードは超有名です。

 1番有名なのはやはり「ビートルズ」との共演です。1969年当時のゲット・バック・セッション(後にLET IT BEに変更)への参加です。このアルバムの収録当時、ビートルズの人間関係はかなり険悪な状態でしたが、いつもニコニコ笑顔のビリーが加わった事で明らかにサウンドがまとまり、グループの結束も良くなったように見えます。「Get Back」「Don't Let Me Down」「Let It Be」「The Long & Winding Road」「One After 909」「I've Got A Feeling」等は彼のオルガン無くしては成立しないとさえ思える程に、ビートルズサウンドに溶け込んでいます。

 アルバム「Let It Be」と「Abbey Road」のレコーディングに参加している時、ほぼ同時に彼自身のアルバムが同じ「アビーロード・スタジオ」でレコーディングされました。写真のこのアルバムには、ビートルズからジョージ・ハリスンが、ローリング・ストーンズからキース・リチャーズが、そしてエリック・クラプトンまでもが参加しております・・・


映画「LET IT BE」より「The Long & Winding Road」1969
Billy Preston with The Beatles

1971年以降、ローリング・ストーンズのレコーディングに参加するようになりましたが、1975年のアメリカ・1976年のヨーロッパツアーにはサポートメンバーとしても参加しました。彼は唯一ビートルズとローリングストーンズのレコーディングとライブに正式に参加したアーティストです。


Live From Knebworth 1976より「Star Star」
Billy Preston with The Rolling Stones