2019年03月07日 横滑り防止装置 新型ジムニーが大人気で、今までジムニーや四駆に乗ったことがない方々が乗り始めました。 それでこれはお伝えしなければ危険と思う部分を案内させていただきます。 ジムニーに限った装置ではありませんが、最近の車には「横滑り防止装置」が付いています。 少し解説しますと、車は直進走行中、ステアリングは真っ直ぐで、四輪は全て同速で回転しています。 ステアリングを切って、カーブになると四輪の回転数に差が生じます・・・これが正常な状態。 もしスピードの出しすぎ等でホイールスピンが発生すると、回転差が大きくなり、 ステアリングの切れ角と矛盾が生まれます。 車側のセンサーが、ステアリングの切れ角や四輪の回転数を常時監視しています。 もし、車がスピン状態になり、事故を起こすような危険な状況になったら、 アクセルを踏んでいる信号をキャンセルして出力を弱め、踏んでいないのにブレーキを効かせて 安全に減速または停車させます!!素晴らしい技術です!! が・・・オフロードや雪道等では、一輪だけ空回りしてしまうなんてことは当たり前に起こります。 そうするとこの横滑り防止装置が頑張って仕事をはじめてしまい、勢いを付けて脱出しようと試みても 全然アクセルは吹かず、ブレーキが掛かってホイールも回転しない・・・と言う状況になり、 平坦な地形ならまだしも、急な上り坂等では、走ろうとすればするほど車がずり落ちていく・・・ 非常に危険な状況になります。 オフロードへ入る時や、雪道等のグリップが悪い路面を走る機会がある方は このスイッチをオフすることを覚えておいてください。 ただ軽く触っただけではオフにならず、だいたい3秒程押し続けていないと切れません。 更にエンジンを一旦止めると、次に始動させればまた同じ状況なため、再度オフにしなければいけません。 一番めんどいのがここです。一般の方なら焦って頭が真っ白にならない限りは操作できますが、 オフロードのレース中に何らかの原因でエンストさせた場合、普通にエンジン始動させた後に 3秒ほどスイッチを押してからスタート!!という何ともお粗末なことになります。 タグ :#自動車